仏法は苦は苦ながらに苦を越えて 極悪最下が真の仏弟子
稲垣瑞剱
親鸞聖人750回大遠忌を記念して改定された食事のことば。
2012/11/04 掲載
「仏説無量寿経」の一部。「重誓偈」は、「重ねて誓う偈」であり、四十八の誓願を建てた法蔵菩薩が、必ずこの願を成就して衆生を救うことを重ねて誓われたものである。
2012/10/26 掲載
仏説無量寿経の一部。「讃仏偈」は仏を讃嘆する偈(うた)」の意味であるが、この「仏」は、阿弥陀如来でもなく釈尊でもなく「世自在王仏」である。かつて阿弥陀如来が法蔵菩薩であったとき、世自在王仏のもとに弟子入りしてその功徳を讃嘆し、このような優れた仏のもとで修行してならぶもののない浄土を作り上げると誓われたものである。
浄土真宗のお経は浄土三部経である。よくお勤めされる「讃仏偈」「重誓偈」は、浄土三部経のうちの一つ「仏説無量寿経」の一部である。また、親鸞聖人の「正信偈」もよくお勤めされる。
浄土三部経の一つで、「小経」とも言う。後秦の鳩摩羅什訳。
顕に自力念仏往生、穏に他力念仏往生を説く。(→差別門)
通常の経典の形式と違い、弟子からの質問がなく釈尊が自発的に説かれたものであることから、「無問自説の経」と言われる。
阿弥陀仏の仏身、極楽浄土の仏土、眷属の荘厳を説き顕し、諸仏の証明を説いて執持名号を勧める。
浄土三部経のうち、大経は他力念仏往生、観経は諸行往生、小経は自力念仏往生をそれぞれ説くものであるという見方。(→一致門)
浄土三部経はすべて一致して他力往生を説くものであるとする見方。(→差別門)
生駄 真
浄土三部経の一つで、「観経」とも言う。
王舎城の悲劇を導入として、顕に諸行往生、穏に他力念仏往生を説く。(→差別門)
2012/10/25 掲載
浄土真宗・浄土宗の所依の経典である「仏説無量寿経」、「仏説観無量寿経」、「仏説阿弥陀経」を指す。法然上人が「選択本願念仏集」において浄土三部経と命名した。
浄土三部経の一つで、上下二巻に別れており、「大無量寿経」「大経」とも言う。
上巻には阿弥陀如来成仏の因果、下巻には衆生が極楽浄土に往生する因果が説かれている。阿弥陀如来の四十八願は、上巻「弥陀成仏の因」に説かれている。
浄土真宗では、この経を釈尊出世本懐の経とする。