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行事報告
2012年度深津組念仏奉仕団
2012年10月29日~30日、本願寺の清掃奉仕と東寺特別拝観、参加費一人32,000円、全行程バス、38名参加。
念仏奉仕団は、ユネスコ世界遺産である本願寺の清掃を通して、本山とのご縁をつなぎ、浄土真宗のみ教えを学び、生活を省みることを目的として開催されています。深津組では例年秋に参加しています。
初日はまず大谷本廟にお参りし、市内で昼食を頂いた後、奉仕活動に参加しました。
本願寺の廊下には、「埋め木」と呼ばれる隠し絵があります。写真はひよこですが、他にも色々と隠されています。掃除をしながらそれを探すのも楽しみの一つです。
奉仕の後、国宝「鴻之間」で抹茶接待を受けるのは念仏奉仕団の特権です。天皇陛下等がお使いになることを前提に作られた部屋で、国宝の間で飲食できるという話は他では聞いたことがありません。
京都三閣のうち、唯一非公開となっている飛雲閣も、この時に拝観できます。非公開ゆえに金閣銀閣ほど有名ではないかもしれませんが、「豊臣秀吉の聚楽第」と言えば誰でも歴史で習うことでしょう。飛雲閣は聚楽第の一部で、今にも乙姫の出てきそうなかわいらしい建物です。
次の日は朝6時のお晨朝(朝の勤行)に参拝しました。暗い本堂の中、光り輝く内陣は、山頂のご来光のような厳粛で美しい様相です。
奉仕の後は、法話・仏事研修・表彰式とあります。深津組からは、今年で10回目の参加となる佐藤さんが表彰を受けられました。
ご門主とともに記念撮影をした後、東寺に参りました。普段は非公開の五重塔内部や、観智院、小子房も見せて頂き、書院でお茶を頂きました。
2012年仏婦研修懇親旅行
2012年10月15日(月)法真寺仏教婦人会の研修と懇親を兼ねて一日旅行に行きました。7:30集合17:40解散。旅程はすべてバスで、行き先は阿波十郎兵衛屋敷と塩屋別院。参加費1万円。参加者18名。
阿波十郎兵衛屋敷は、毎日人形浄瑠璃の公演があります。平日は普段はCDに合わせて人形を操るとのことですが、今日は外国からのツアー客があり、その要望で特別に太夫三味線がついて迫力のある公演が楽しめました。11ある座の中で、今日は1848年に結成された寄井座が演じてくださいました。使われた人形の頭は100年前のものとのことです。
塩屋別院では、以前備後教区の教務所長をされていた方が輪番を務められていて、今日は久しぶりにお会いできるかと思っていましたが、今年度から塩屋別院と高知別院の輪番は兼務となり、高知別院の法要に出られていてお留守でした。第一次世界大戦の俘虜収容所として使われていて、日本で始めて第九が演奏されたということです。200年前に建てられた本堂・山門はとても立派なもので、天女の天井絵も見事でした。山門に刻まれた彫刻は、右が三顧の礼、左が黄石公と張良、どちらも「礼」について語られた中国の故事が題材です。山門をくぐる時には驕りを捨てて素直に頭を下げよとの意味でしょうか。